2023中学受験/通塾しないで合格させる!プロジェクト

中受に塾は本当に必要なのか?あえて定説に逆らい、塾は模試だけを活用するためのブログ/わが娘(現在は小2)の小学校進学を機に、6年後は筑波大附属中学に通わせると固く決意。まずは父自ら入試問題を研究。どうなることやら。 ^^;

中受・社会/H23 筑附入試問題を解析!!

2021年度の入試から算国理社の4科試験となるという衝撃のニュースが飛び込んでから、このブログの8割以上を占める過去問の解析が無意味になるかもしれないということに気づくのに、まあ、1日とかかりませんでした。(笑)

継続すべきかどうか?

もし、テスト問題を作成する先生が引き続き同じ人たちであるなら、そこに人間や校風の個性なるものがにじみでるのは間違いないはずで、それは問題形式や時間配分が変わっても、新しい傾向が加わったとしても、同じなのではないか。

いや、もしかしたら、これを機に製作メンバーが大幅に変わってしまったり、アウトソーシングでもしてしまったら・・・。

結論としては、結局継続することにしました。ほとんど惰性ですね。(^^;

 

【1】地理。日本の貿易額の割合と輸出入の品目の順位表から国名と位置を答える。

①中国 ※輸出入の割合が高い → イ 〇

アメリカ ※輸出入の割合が高い、航空機やトウモロコシを輸入→ オ

③韓国 → ア 〇

④オーストラリア※鉄鉱石を輸入していることから → エ

⑤自分はベトナムだと思ったがタイでした。 → ウ 〇

2009年から中国がアメリカを抜いて日本の最大の貿易相手国になっていることとか、⑤がタイであるとか、きちんと知らなくても、常識的に考えて正解は出せる。これが、筑附の問題の特徴じゃないかと思う。

 

【2】江戸の町割りを見ながら見学ルートを考える問題。※写真参照

 

(1)苦戦霞が関が地図のどのあたりなのか、砲台のあったお台場が品川沖で、それが地図のどのあたりなのか、正確な知識があれば、迷わず正解を出せたのだと思うが、2択までしぼり、迷ったあげく、不正解を選んでしまった。残念。

①町人の多いところを選ぶ  うー2 〇

②皇居そば、街道沿い いー1×  いー2が正解。

③海岸ぞい あいー4× 品川沖(い・うー5)が正解。

ということでウ ×(不正解)  正解はエ。

 

(2)資料から五街道の場所を答える。

①長野に向かってるもの ウ 〇

②箱根に向かっているもの イ 〇

五街道の正確な知識は全くなかったが、長野と箱根の方向さえ知っていれば、資料の記載から常識的に判断できる。

「碓氷関所」→「中山道→「板橋~大宮~高崎」と北へという知識があったほうがいいらしいが。

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【3】地理。円グラフや帯グラフをみて、工業地帯・地域を答える。

(1)①愛知、③東京はかたいので、ア〇

(2)阪神イ〇 東海ア〇 京葉ウ〇 

 ここも細かい知識は不要。常識で正解を出せる。

 

【4】日本周辺アジアの歴史。重要なとこだけきく簡単な問題。

(1)ウ〇 カ〇 

(2)エ〇

 

【5】明治から戦後。出来事を年代順に並べ、「日本国憲法発布」の時期を答える。

正確に何年かを知らなくても、出来事の流れをおさえていれば正解できる。

日露戦争→①第一次世界大戦→⑤関東大震災→③日華事変→⑥太平洋戦争

→オ→②朝鮮戦争→⑦東京オリンピック

オ 〇 正解。

ちなみに恥ずかしながら、自分は「東京オリンピック」と「朝鮮戦争」の順番が間違えていたが、たまたま正解を出せている。(笑)

 

【6】日本史。明治時代の人物とその関係地を答える問題。

 いずれもスーパースター級の人物ばかりなので、とても簡単な問題。

 板垣退助 か ⑤

 西郷隆盛 う ⑨

 ペリー  く ③

 大隈重信 お ⑦ → オ 〇

 伊藤博文 あ ⑥

 

【7】公民。補正予算作成の手続の流れと憲法の条文との関係性を問う問題。

問題としては簡単なのだが、「すべて」選べとあり、どこまでが「もととなっている条文」と判断するかがあいまいな気がした。

自分は、直接関係ある「オ」しか選ばなかったので不正解

「すべて」とあり、さらに、「もととなっている」というので、補正予算の手続きの流れに直接的に関わってなくてもよく、前提となっている条文アとイも選ぶべきだった。

わかりづらい。これは良問というべきなんだろうか疑問が残る。

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 結果、16問中、14問正解。 87.5%

まあまあ、というところか・・・

 

今後、23年度の理科、22から20の理社をやり、平成29年度以降の問題4科分を解く予定。4科受験に変わるというので、実技系4科の過去問は無視。

 

その後は、「筑駒」の問題に似るのではないかという予測から、「筑駒」の問題を研究するか、御三家受験の層が受験するということから、御三家や豊島岡の問題を研究するかをしばらくぼんやりと考えてみたい。

ヨカッタ!日能研 2019 オン・ザ・ロード(受験報告会)

一昨年の受験報告会は、「日能研」の先行きが危ぶまれるほど、自分的にはよくなかった報告会でした(だから去年は全く行く気がしなかった)が、今年は打って変わって、素晴らしい報告会でした。(ほめすぎかな?)

 

一昨年はあえてブログに書きませんでしたが、せっかくなので、思いだす限りで、気に入らなかった点をあげてみます。(スイマセン)

◆まず、司会進行の人(MC?)が、どこかのプロを招いてきたのか、やたら芝居がかっていてイタダケなかった。内容より、立ち位置やライト、背景の映像ばかり工夫しているように見えた。

◆やたら「私学」「私学」を連呼し、「私学の教育」を強調し、分析が大雑把。学校ごとに個性差があるからこその「私学」のはずなのに、まるで「私学でありさえすればいい」かのようなトークが多かった。

◆方向性を中堅校以下に振り切ったかにみえるような報告会で、御三家レベルの難関校の話がとても少なかった。

 

で、今回はというと、

◇まず、司会進行などは、他の大手塾と同じように、すべて自前ですましており、各担当の話も、変に何かに誘導しようとか強調しようとかいう無駄な力が入ってなくて、来場者が聞きたい話を地味にきちんと伝えていた。特に、保護者が一番感心あるであろうこと、「保護者の関わり方」に対する話がとても丁寧で、わかりやすかった。

◇問題の分析も、SAPIX四谷大塚よりわかりやすく、目からうろこのような別視点を与えてくれるものが多かった。御三家など超難関校の入試問題の分析も納得のいくものだった。

◇映像が他塾に比べ、格段にヨカッタ。なかに、「青いNバッグ」の歌が流れたりして、わざとらしい演出だ(笑)と思いつつも、いつの間にか目に涙がたまってしまっていた。前に座っていたお父さんもハンカチだして、目をふいていた。斜め後ろのお父さんも泣いていた。

 

総評として、「日能研」が、合格だけでない、「なにか温かいもの」を大事にしているんだということが伝わってくる報告会でした。

 

以下、早稲アカ以外4社の報告会をまわった端的な印象です。

◇TOMAS 合格した生徒と保護者の座談会は安定の面白さ。

四谷大塚 東大の入試問題と比べすぎ(東進カゼを吹かせすぎ)。

SAPIX データ分析と資料は秀逸。

日能研 受験会場に向かう青いNバッグが印象的。

 

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それでは、以下、メモ書きです。

実際の参加日より、だいぶ経っての記事なので、不正確かもしれません。

あしからず・・・・

 

まず、倍率からみる今回の入試です。

とにかく、(受験日が)あとになるほど厳しくなる入試でした。

 

例として、

立教新座2日目(2/3)の実倍率は、6倍

浦和明の星2日目(2/4)の実倍率は、5.5倍

淑徳与野2日目(2/4)の実倍率は、8倍

大妻2日目は、7.9倍

 

豊島岡については、

2日目(2/3)  6倍

3日目(2/4) 7.1倍

 

など。

 

本当に合格したければ1日目に受けるしかない。

 

受験日によりここまで違うと、もはや同じ学校で同じ偏差値帯に書くこと自体がおかしくなってくる。

 

トピックとして、

明大中野 1日目で、4倍

東洋大京北 平均6倍

2021年川口市立高校が、中学からの中高一貫になる。

 

各教科について。

まず【算数】 です。

時計を題材にしたものが多かった。(櫻蔭、駒場東邦など)

◇今年も典型問題(ここでは計算問題や授業で取り組む基本問題のこと)が合否を分ける入試だった。例として、分数・小数・( )のまざった平均的な四則混合計算をあげ、その正答率の低さを話していた。日能研の生徒の5年10回の時期で56.3%。それが、6年後期時点でも86.9%であると。

西暦数がらみの問題は出題されやすい。(慶應普通部など)

 新4年生であれば、2022年入試。2×3×337であることを押さえておく。

 新3年生であれば、2023年入試。←うちの娘のとき。

  2023=7×17×17となり、きれいに17の平方があらわれる。

平方数は、45×45 までおさえよう。

 

【国語】について

昨年は、AIがらみの出題が多かったが、今年は「戦争と平和だった。

 中学受験入試で注目すべき作家

辻村深月直木賞本屋大賞

「1992年の秋空」(『家族シアター』)

「サクラ咲く」

◇こまつあやこ

「リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ」(五七五七七のマレーシア語)

 栄光、海城、成城、城北、早実で今年出題。

◇松村圭一郎

「うしろめたさの人類学」

 開成、海城、豊島岡、香蘭、早実で今年出題。

 

受験生とかけ離れた設定の主人公の文章を読ませ、

①他者に共感する力をみる。

例)「おらおらでひとりいぐも」(74歳女性の孤独)が男子校で出題。

②論理的に考える力をみる。

 

【社会】について

プラスチックごみを扱った問題。

SDGs(エスディジーズ)を扱った問題。駒東、女子学院、青山学院。

民法改正(18才成人)を扱った問題。櫻蔭、広尾学園攻玉社

ジェンダー(男女候補者均等法)を扱った問題。

※渋谷駅のピクトグラム(絵文字)について←渋谷区のGBTへの配慮

最近の記述問題について、受験生のアンケート結果では、「何を書いたらいいのか迷ってしまい、時間がどんどん過ぎていってしまった」という回答が多い。

【対策】子供が考えて伝える機会を作っていこう。

 

【理科】について

考える×続ける→成長の糧

◇カブトムシの裏側から胸の位置に色をぬらす問題(栄東)

◇カイコガの幼虫の眼の位置を問う問題(駒東)

◇ナナフシの胸の位置を問う問題

これらの問題には共通点がある。決して、一つひとつ全ての昆虫について覚えなくてはならないという問題ではない。ポイントは、足の位置。「足が出ているところが胸」だということを知っていれば簡単に解ける。カイコガについては、どこまでが胸か特定できれば、眼は胸でなく、頭部につくので正解できる。

 

【テストの復習のしかた】について

「できた!」と思っていたのに間違えていた問題から復習するのが効果的。

そのためには、テスト中に自信のある問題には☆印をつけるようにする。

 

【テスト後の保護者の関わり方】について

※分析→新たな目標の設定→行動にうつす

 

次回までにどうしたい?とききながら、

子供といっしょに目標点を設定しましょう。

※偏差値ではダメ。※約束してはダメ。

今までの平均の+10から20が適正な目標点。

達成可能な点数で総合点を算出し、本人の得意不得意に応じて各科目を振り分ける。

 

達成するために次からどうする?

いくつかの方法を提示し、子供自身に選んでもらう。

 

だいじなのは、

①ほめてモチベーション・アップ。

②次の目標が見えていること。

③やることが具体化していること。

 

メモ書きの書きなぐりになってしまいましたが、参考になればと思います。

SAPIX 2019中学入試報告会の様子

今年も、大雨のなか、3月4日に「練馬文化センター」まで行ってきました。

昨年は行けなかったと自分で勝手に思いこんでいましたが、妻に「行った!」と指摘され、よくよく考えたら、確かに、昨年はブログに報告会の内容を書かなかっただけで、今年同様、昨年も「練馬文化センター」に行ってたようです。(ボケててすいません)

 

確かに、あのとき、期限間近のクーポンを使おうと、練馬駅そばのケンタ行ったり、マック行ったりとうろうろして。それから、待ち構えていたビラ配りの人に、塾や家庭教師のチラシを山のように持たされ・・・。今年は雨のせいか、昨年ほどではありませんでしたが、やはりチラシはたくさんもらいました。

 

ということで、SAPIXの入試報告会は、3年連続で夫婦で参加しています。

 

受付で、受付票を提示して、報告会の資料をもらいました。

この3点セットが自分的にはお気にいり。

       ↓     ↓
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報告会の内容についてです。

(参加してから、ちょっと日にちがあいてしまったので、記憶はところどころ、あいまいかもしれません。)

 

最初に、入試の数値の分析の話があり、その話のなかで、

話者が特に強調していたのは、

「合格するために大事なことは、ブレないこと」。

要約すると、つまり、

「色々な塾や家庭教師の勧誘にのらないでくれ」ということ。

彼らは、合格実績を作るために、SAPIXの優秀な生徒が欲しくて、いろんな不安をかきたて、いろんなことを言って、勧誘してくる。その話にのって、親がブレてしまえば、その影響は必ず子供に表れます。

確かに、なるほど。

王者SAPIXの一番恐れるところは、そこなのかもしれないと感じました。

 

次いで、入試問題分析ですが、

全体として、どの教科の話でもSAPIXの授業やテストで扱った問題が、こんなに実際の入試で出てますよ」という内容が多かった気がします。実際の他塾の説明会と比較しても、問題分析が一番細かいのがSAPIXです。その点は、好き好きあるにしろ、やはりプロを感じて、頼もしく思えてしまいます。

 

【算数】について

◇大多数の学校でいわゆる典型題が多く並んでいたが、その典型題の範囲が広がり、数値設定を複雑にしたり、条件設定をわかりにくくすることで難度を上げてきている。

(参考事例)

 豊島岡・・・四角すいを複数回切断

 桜蔭・・・2つの図形がそれぞれX軸方向とY軸方向で同時に動く

 ※ここでいう典型題とは、計算や特殊算の1行問題をさすのではない。

◇対策として、過度に難しい問題を解くより、幅広い学習をし、多様な解法を多く吸収して、つかいこなせるようにしておく必要がある。解法の暗記はだめ、理解することが大事である。

◇あきらめない。気持ち次第で合否が変わる。合格する子は、間違いなく(精神的に)強い子である。

 

【国語】について

以下、今年多かったり、目立ったりした問題。

◇言葉に対する鋭敏な感覚を問うもの。

 ■大人並みの語彙力を問うもの

  例)スクラップ・アンド・ビルド(豊島岡)、辛気くさい(浅野)

 ■表現の微妙な違いを問うもの

  例)生活とライフ(開成)、観光と滞在(駒東)、真実と事実(早稲田)

◇AIについての文章などから人間としてのありかたを考えさせるもの。

 例)頭のいい人、悪い人について 120字(雙葉)

◇難民問題などの文章から、戦争と平和について考えさせるもの。

◇原点回帰の問題。表面的には変化しているように見えて、実は原点回帰しており、そこに学校のカラー(テーマ)が表れている。

 例)「神に守られた島」(中脇初枝)※桜蔭

   桜蔭は8年サイクルで戦争の題材。

  「大勢に流されることのない意志」というものがテーマになっている。

  (桜蔭が、どういう生徒を求めているか、はっきりわかる)

 

対策

◇技術的なこととして、文章の対比構造を理解せよ。

◇あきらめないSAPIX魂をもつ。

◇子供との会話を大事に。子供と接する全ての時間、全ての機会が子供にとっての学びになっている。(決して、子供だからといって子供扱いして話さない。大人として扱ってあげる)←素晴らしい。自分は感動した。

 

トピックス

早実が記述を出した!

 

 

【理科】について

◇全体的な傾向

①少し変化させ、一歩踏み込んだ問題をつくり、生徒に差をつくるようにしている。

②ゲーム性のあるものが増えている。

③複数の出題分野にまたがるものが増えている。

 

◇物理分野

 ■昨年話題になったことの影響を受ける。

 ■「音」が減ったが、「光」が増えた。

 

◇化学分野

 ■実験器具について、注意すべきことをきかれる。(洗足)

 ■生活に関連した題材が扱われる。※コーヒーの淹れ方(麻布)

 

◇生物分野

 ■一般的でない題材 ※ナナフシ、うんち など

 ■昆虫の問題は相変わらず多い。※昆虫展(早実

 

◇地学分野

 ■「惑星」大幅増 ←火星最接近、はやぶさ2の影響

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◇2020年度入試で注意しておくこと

 ■紫キャベツがでる。(アントシアンという物質により、酸性だと赤、アルカリ性だと緑もしくは青緑色に変化。)※渋幕

 ■国立科学博物館で大恐竜展?博?(7月から10月)

 ■天体観測 ※日食3回、月食2回あるが、部分~のほうは話題性なし。

 ■国際周期表

 

【社会】について

◇ある学校の先生の話

 「入試問題は最初の授業のつもりで出しています」(いい話だな)

 

◇3分野の内訳の確認(おおざっぱに)

 ■歴史42% ■地理35% ■公民20%

 

◇その他(上記3分野以外)

 ■18歳成人について

 ■男女平等について(女子校で多く出題)

 ※ニュージーランドの候補者男女均等法

 ■選挙について

 ■災害について

 ■オリンピックについて

 ■外国人労働者との共生について ※民泊

 ※一つの問題に対して、賛成・反対、両方の視点から考えられる力。

 

◇2020年度入試にむけて

①地道が報われる。曖昧さを無くし、知識を使いこなすこと。

②様々なことに疑問をもつこと。

③世の中の出来事に関心をもち、自分のこととして考えること。

 

◇トピックス

クラウド・ファンディングについて

■注文を間違える料理店について

 コストが価値に変わった瞬間に創造が生まれ、付加価値になる。

■いきなりステーキを題材に、回転率を考えさせる ※城北埼玉

 

以上です。残すところは「日能研」の入試報告会。

 

   ↓ 一昨年のです。 

 

kemnpass.hatenadiary.jp

予習シリーズ【算数】の解説に物申す?!

「予習シリーズ」と言えば、四谷大塚及び早稲田アカデミーの基本教材。

自身も中学受験時にはお世話になり、その後も中学受験用テキストとして不動の地位を占めている定評あるテキストですが、算数において、特にある単元の部分だけ、どうしても解説に納得がいきません。

それは、向かい合いの旅人算のそれぞれが「往復」するやつです。

入試問題では、2往復したり、3往復したり、休憩したり・・・と複雑になります。

以下は、小5下の例題の解説で、自分は恥ずかしながら、理解するのに相当の時間を費やしてしまいました。(小5でこれだから、厳しいっス)

ちょっと、読んでみてください。

  ↓      ↓

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どうでしたか?

わかりましたでしょうか?

そもそも問題文の内容を思考実験するだけでも頭がおかしくなりそうでしたが、特に2行めの「・・・・ABの2倍になっています。」から、赤線の部分にかけてが、なかなか理解できず、仕事帰りの電車の中で、うんうん唸りながら苦しんでいました。

 

で、やっとヒラメキました!!!!

(電車の中で歓声をあげちゃいましたよ) (^O^)/

これ、自分に言わせれば、明らかに論理の飛躍があります。

 

なので、自分なりに解説を書き直してみました。

親切、丁寧に書けば、こうなるはずです。

   ↓

出発してから1回目に太郎君と次郎君が出会うまでに、二人が進んだ距離を合計すると、ちょうどAB間の距離(1500m)になります。

  ↓ 

で、その出会った地点から、二人がそのまま進み続けて、次に出会う(つまり2回目)ためには、二人の進んだ距離の合計がAB間の往復分(つまりABの2倍)にならなければなりません。

 

ちなみに、このことを理解するのにも、解説の図をしばらくじっとにらみ続けるしかありませんでした。(なさけない・・・)

 

整理すると、

◇1回目に二人が出会うまでに進む距離はAB間の1500m

◇1回目に出会ってから2回目に二人が出会うまでに進む距離は、往復分つまり2倍の3000m

 

で、次です。

 

算数の天才ではない自分には次の説明がないと、赤線部分にはつながらないんです。

 

 

1回目に出会ってから2回目に出会うまでには、1回目に出会うまでの2倍の距離を進んでいるのだから、出会うまでにかかった時間も2倍です。

  ↓ そして、

ということは、太郎君だけを取り上げた場合、

1回目に次郎君に出会ってから2回目に出会うまでの時間は、1回目に次郎君に出会うまでにかかった時間の2倍。

  ↓ そんでもって、

1回目に次郎君に出会ってから2回目に出会うまでに進んだ距離は、1回目に次郎君に出会うまでに進んだ距離の2倍。

  ↓

ここで、問題文に「1回目に次郎君に出会った地点から1600m進んだ地点で、2回目に次郎君に出会った」とあるから、太郎君が1回目に次郎君に出会ってから2回目までに進んだ距離は1600m。

  ↓ ということは、

太郎君が1回目に次郎君に会うまでに進んだ距離は、1600の半分になるはず。

  ↓

ここで、やっと、1600 ÷ 2= 800 

これが、太郎君が1回目に次郎君に出会うまでに進んだ距離です。

  ↓

1回目に二人が出会うまでに進んだ距離の合計は、ちょうどAB間の距離1500mなので、

1500 - 800 = 700

で、これが次郎君の進んだ距離となります。

  ↓

よって、太郎:次郎 = 800 : 700 = 8 : 7

 

つまり、自分の頭脳では、一度、時間の問題に直さないと、距離が半分になったり、倍になったりするイメージがつかめなかったということ。(バカ)

 

わかってから考えると、二人合計で2倍進んでいるということは、一人ひとりの進んだ距離も2倍になっているということなんだ。(なんだ簡単じゃん)

ということが、わかります。

 

「説明って、難しい!」

 

ある人間(教える側)にとっては普通の論理の階段(1段)でも、ある人間(教わる側)にとっては、とんでもない論理の飛躍(1段もしくは2段飛ばし)であったりする。

 

そして、そこを埋める存在として、塾や家庭教師が登場する。

 

まあ、塾に行かす余裕のない家庭からすれば、

子供一人でも勉強できるように、もっとわかりやすく解説書いてよ!

ってことになります。

 

ちなみに、塾に行かずに中学受験するなら、「予習シリーズ」は必須と考えてはいます。解説の丁寧さ、問題の難易度が細かく少しずつ上がっていく配列の妙、4年から6年上巻まで必要単元が螺旋階段を上るように無理なく繰り返されているとこ。

と、そこまでは、自分の子供の頃と同じですが、

今は、さらに至れり尽くせりのレパートリーの豊富さです。

演習問題集、実力完成問題集、応用演習問題集、・・・などなど。

 

自分の計画では、算数については、小5までに小6上までは終わらせるつもりです。

細かい計画(構想、妄想?)についてはまた機会あれば。

 

模試やテスト以外では今のところ塾に行かさない計画なので、娘が壁にぶち当たった時、自分が適切な助言ができるよう、今は自分自身を鍛えなきゃって思っています。

仕事もあるんで、過労死しない範囲で。(笑)

日能研 全国テスト 2019.3.3 受けてきました!

3月3日(日)午前、ひな祭りの日に受けてきました。

その日は、朝から結構雨が降っていましたが、お出かけ気分で受験。

もう4回め?くらいなので、四谷やサピのも含めれば、6回くらいで、こちらの目論見通り、早くも娘は試験慣れしてきているなぁという感じ。

テストの帰りは、いつもちょっと寄り道して、パパとショッピング、最後に留守番しているママにスィーツをお土産に買っていく・・・これが定番になっています。(笑)

 

娘がテストをしている間、親は別室で日能研の人から入塾や受験情報の話を聞いて待っているんだけど、今回はそれをキャンセル。

(いつも同じ話だし、受験情報は各塾さんの受験報告会に出席して入手しているし)

 

でも、本当の狙いは、別にあり。

見つけちゃったんです。

日能研の入り口のラウンジのところに、今春受験してきたホヤホヤの生の入試問題のコピーが閲覧用に置いてあるのを。

なので、自分は一人で、そこを占拠。

ただ残念なことに、探したけど、筑附のは無く。

でも、桜蔭、女子学院、フェリス、洗足、立教女子、筑駒、開成、慶應普通部などの問題をペラペラペラペラ食い入るように見てました。(笑)

 

そんなこんなで、テスト終了する頃に、教室に近づくと、ドアが半開きだったので、娘の様子が見えました。一番前に座っていて、答案用紙を見直したり、字を書いたり、消したりと、何気ないその姿に、成長を感じました。最初の頃と違い、姿勢がいいし、意欲的だし、堂々としているというか、楽しんでいるというか。

手を引いて幼稚園に行っていた頃から、どんどん成長している。

ほぉう〜。(ため息)

当たり前ですかね?(笑)

 

教室から出てきた娘に、

「できたか?時間たりたか?」と聞くと、

「いつもよりできたよ。時間は15分くらいもあまった。いつもは算数の方ができるけど、今回は国語の方ができているよ、きっと」

という頼もしい発言。

さらに、家に帰るなり、自分から解答と照らし始め、

「あ〜、算数、間違えていたぁ」

と言って、不機嫌顔に。間違えたのは図形で、図の中にいくつ三角形があるかという類いの問題。

「いくつ間違えていたの?」

「こことここ、多分2つ」

「えっ?二つしか間違えてないの?すげーじゃん」

結局、持ち帰ってきた答案のコピーと解答を自分で照らした結果、算数も国語も3問くらいしか間違えてないと主張。

翌朝も、起きるなり、まだ出るわけないのに、

娘は「テスト結果どうだった?」と聞いてくる始末。

結局、妻が夕方くらいに、職場にいる私に写真をLineに送ってくれました。

すると、

本人の主張ほどは良くはなかったものの、

結構、良かった!

2科目で、4000人中、500番切るくらい。

(女子では230/2000)

国語は1000番(女子では570)、

算数は400番(女子では170番)くらいでした。

(受験後の印象とは違い、算数の方が順位は良かった。)

本人は納得いかないようでしたが、親からしたら、格段の進歩だし、快挙です。さらに、興味本意で、娘が時間外に訂正して正解した答え1問(5点分)を加点してみると、算数は、全体で約200番、女子では約80番と、さらに順位が跳ね上がります。

この経験で、娘がまた何事かを学んでくれたら・・・・

と思います。

 

ところで、娘はここまで本当に頑張っています。

特に偉いのは、毎朝欠かさず、学校に行く前に30分勉強するところ。

寝るのが遅かった日も、お出かけや、運動会などのイベントの前もです。

パパが用意した計算ドリル(パパドリと呼んでいます)を2問から1ページ。

これは4年内容の分数まで進んでいます。

それから、ママが用意したZ会の問題(ママドリと呼んでいます)。

これは少なくとも算国1枚ずつ。

それに加えて、最近はジュニア予習シリーズの通信の問題を少々。

これを朝ご飯を食べてから、ピタゴラスイッチを見るまでの間にやります。

さらに、うちの妻が本当に意地悪(笑)で、自分が洗面台を使用する時刻をきっちり7時30分と決めていて(仕事に行くので仕方ないんだけど)、どんな事情があろうとも、そこにかぶったら娘に洗面台を使わせない。

だから、娘は毎朝起きてから、ピタゴラスイッチが始まるまでの間にすべてを終わらせてなくてはならず、いつも真剣勝負なんです。

おまけに、私は娘の勉強中に、いつも朝小の記事を読んで聞かせています。

もちろん、喧嘩して泣いたりすることもあるんですが、総じて、ゲーム感覚で楽しんでいて、本当に頭がさがる思いです。

 

ある時なんかは、「今日は絶対に早く終わらせて、パパとヨーヨーするんだ!」と朝5時に起き始め、黙々と勉強したり・・・。いつもより早く起きたのに、うまく終わらなかったりすると、もう大変なことに。とにかく、自分が子供の時と比べたら、偉いなんでもんじゃありません。

 

ところで、娘は、アメリカが核爆弾を2発日本に落としたことを、朝の新聞記事談義の中で知ってしまい、今現在、アメリカ、特にトランプ大統領に対し、尋常でない敵意を抱いています。(落としたのはトルーマンなのに)

 

  ↓  テスト問題です。

 

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筑波大附属中学の入試が4科に!!!

衝撃のニュースです!!!

このブログの読者さんで、自身も筑附など中学受験の優れた分析をしたブログを運営される方から、教えてもらった情報です。(ありがとうございます)

 

なんと、

2021年度の筑波大附属中学の入試問題から、

実技系4科目(体育、音楽、図工、家庭科)が姿を消すんだそうです!!!

 

「算国理社の勉強だけでも大変なのに実技4科なんかの勉強なんてしてられっかよ!」と思ってた人たちには朗報で、選択肢が広がったのではないかと思います。

娘を入学させたいと思っている、かくいう自分も心なしか喜んでいる次第です。

   ↓  HPです。

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しかし、喜んでばかりもいられない!!

今まで、実技4科の勉強に時間を振り分けるのを嫌って、筑附を敬遠していた優秀な子供たちが、2021年(うちの子の2年上)からは、間違いなくターゲットに入れてくるということになりやしないか?

前年から募集人員を増やしてはいるものの、ますます狭き門になりそうな・・・

 

1科目入試すらあるご時世に8科目はどうかとも思い、自分も望んでいたことだったりはしましたが、正直複雑な心境です。

 

これで、筑駒が男子の最難関校であるのに続き、共学である筑附が女子の最難関校になるのではないか。むしろ、それが狙い?だったら、一層のこと、女子校にしてしまえば?なんて思ったりもします。

 

いやあ、びっくりしました。

 

四谷大塚2019中学入試報告会に行ってきました!

先週の水曜日(2月27日)に、四谷大塚の入試報告会に行ってきました!

朝、電車の遅延があり、約10分遅刻しましたが、始めの30分くらいは、入試当日の受験生の様子を撮影した映像の鑑賞だったので、特に支障はなく・・・。

四谷大塚の報告会は初めてでしたが、立ち見が出ていたTOMASの報告会と比べると、空席があって、寂しい感じ。(そのほうが、こちらとしてはゆったり聞けるので好都合でしたが。)とはいえ、TOMASがハイアットリージェンシー1会場(たぶん)なのに対し、四谷大塚は各地別日程で実施しているので、特に特別TOMASが人気があるというわけではないとは思います。

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 報告会の内容として、特徴的だったのは、

①大学入試改革というトレンドから、2019中学入試を解釈しようとしていること。

そのため、

②今春の東大の入試問題と、開成の入試問題を比較して説明しようとすること。

まあ、四谷大塚を運営するナガセは、東大合格実績№1をほこる「東進ハイスクール」も擁していることから、そのほうが説明しやすかったのだろうと思います。

 

それでは、話の中身ですが、まず、全体感として、「大学入学共通テスト」について触れ、英語はReading50%、Listening50%となり、Listeningについては1回しか読んでくれないものもあるようになる・・・と。そんな大学入試改革で、大学が求めているのは、「論理的課題解決能力」のある人間だと。なので、6年後に大学合格実績を出せる子を各中学校は欲しいと思っているので、従来の「点数を取る力」に加え、

①未知の問題に答える力

②やり方を考える力

が試されるのだと。だいたい、そんなロジックでした。

 

ところで、算数です。

算数は、そんな流れを受けて、各最難関校で、非常に問題が難しくなった、と。

渋幕、灘は平均点が30点台。筑駒に至っては史上最高の難しさだった。

トレンドのなかで、全体感として、出題の割合が増えやすいのが、「数と規則」に関する問題で、26%の出題率になっている。ちなみに、開成44%、桜蔭37%、筑駒においては50%が「数と規則」に関する問題。ここにおいて、要求される能力は、

①小さい数で作業、実験し、大きい数で一般化する能力

②作業能力に関わることとして、自分の中に考える軸(基準)があるかという問題。

③未知の問題に接し、出題者の意図を読み取る能力

今までにない問題として、今年の桜蔭中の【4】の時計の問題(普通の時計ではありません)を例として挙げてました。

そういった未知の問題が出る一方で、相変わらず、

食塩水、売買損益、速さと比の問題は多く出題され、難関校合格の必須条件であることは変わりがない。そのため、典型題が減ってきてはいると言え、典型題の早期完成が必要である。

(ちなみに、自分は、SAPIXの報告会にも行ってきたが、そこでは、逆に「典型題が相変わらず多い」と言っていた。???だったが、両者で「典型題」の定義が違っていると気づいた。四谷での典型題というのは、計算や一行問題、〇〇算などの公式知っていればできるような特殊算を指しているのに対し、SAPIXのは、難関校に出易い立体の切断、図形の移動に関わる問題等々を指しており、両塾の言葉の文化の違いが、そのまま実績の相違になっているように感じた。)

で、まとめとして、強調していたのが、

6年の夏までにすべきこととして、

①基礎概念の理解と定着。ただし、ここで大事なのは、やり方を暗記させるのではなく、子供が自由に考える余地を残しておくこと。

②弱点の克服

③論理的課題解決能力の養成

 ・対象への興味・関心

 ・試行錯誤して解く習慣

 ・いろいろな角度・方向から考える力

 ・自力で最後まで解き進める力強さ

 

国語です。

まず、問題文の長さから。

10,000字超える出題が、明大明治日本女子大附属、浦和明けの星、SFC。そのうち、明大明治日本女子大附属は13,000字超と。それだけでもすごいのに、明大明治については、なんとそれが1問だけの長さだとのこと。(もはや謎だ)

ちなみに最難関校の筑駒は2,700字とのこと。(短い!)

大きなトレンドとして、

自分の言葉で語る力を問われる方向で、理解してないのに答えだけでっちあげるやり方(それっぽいところを抜き書きするなど)はもはや通用しなくなっている。

 

気になった出典として、

◇『うしろめたさの人類学』松村圭一郎 

 (開成、海城、豊島岡、早稲田実業

◇『完成は感動しない』椹木野衣 (筑駒)

◇『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』こまつあやこ 

 (海城、早稲田実業、栄光など)

◇『送り火高橋弘希 (洗足、浅野)

◇『職業としての小説家』村上春樹 (浅野)

 

  ↓ さっそく買っちゃいました。(読むぞ!)

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最後に、筑附についてほとんど何もふれてくれなかったので、自分で資料からぬいておきます・・・

 

中学入試結果分析資料集2019より

筑附(女子)2月3日

合格者最大偏差値 71

合格者最小偏差値 67

合格者平均偏差値 69

 

いと狭き門かな~