仕事の合間に、塾の今年度の「入試報告会」に参加し、それをまとめたりしていたら、筑附の入試問題を解くのがちょっと遅れてしまった・・・^_^;
しかし、平成21年度を解き終わったので、あと残すのは20年度のみ。それが終わったら、最新の平成29年度のを解き、そして、いよいよ他の科目へ行こう!!(楽しみ)
最新のはまだ解答も出揃ってなかったので、後回しにしてしまっていたし。
それにしても、自分の子供の頃から比べると、筑駒の存在感が同じなのに比べると、筑附の中受における位置というか存在感とか、人気は落ちているような気がして少し不愉快だな。ま、そのほうが合格しやすいからいいんだけど。
今回の各塾の「入試報告会」でもだいたい皆言っていたけど、共学人気が続いている。ってことは、おいおい、筑附は「共学」だぜ。筑附が人気になっていてもおかしくないはずだ。筑駒は男子校だし。それに好景気ってわけじゃないんだから、国立は私立より注目されてもいいはず。なのに、経済力低めの人たちにとっては、国立の筑附より、都立の中高一貫の方が人気があるのはどういうわけだろう??
筑附が人気出ない理由は俺にはなんとなく、いや確信に近く、「わかる」!
絶対、受験科目だよ。
算国理社以外に、「音楽」「図工」「体育」「家庭科」までテストって・・・。
意図や考えはわかるけど、時代に逆行している。
それに、この層を受ける子は、他の有名私立中学受験のために、必死に主要4科を勉強しているわけだから、実技系の4科になんて煩わしくて時間も気も割けないよ。
断言できる!
筑附は、8科目入試をやめて、算国理社の4科入試に切り替えるだけで、女子のトップ校の地位に登りつめることは確かだ。
ま、うちの娘の受験が終わるまではやめてほしいけど(笑) ^_^;
では、1問ずつ振り返ってみよう。
【1】計算問題2問。良問。
相変わらずの「結合法則」駆使問題。しかも、結合法則を適用できることに気づかなければ使えない。使えなければ、時間かかる。
【2】
(1)(2)簡単。特に言うこと無し。
(3)自分は整理しながら考えて解いた。でも、4と25の最小公倍数の時が問題のそれにあたることが見抜けるのが賢い。う〜、反省。 ^_^;
(4)良問だと思う。1との差に着目し、さらに分子を揃えることに気づく頭が必要。思いつく子は普通に思いつき、思いつかない子は思いつかないだろうな。
(5)まあまあ。
(6)線分図を使う。
(7)これ問題あり!だよ。自分解けたけど、問題文が誤解されやすい。数直線のメモリだけあって、分数が書いてないところ、つまりは約分できてしまう分数を順番に入れるのかどうかがはっきり伝わってこない。こういう問題は、受験生に入らん気をつかわせてしまうでしょ。頭のいい悪いとは直接関係なく、慎重かどうかということとも言えず、気づくかどうか偶然にも左右されやすいと思う。純粋に頭の良い子を選ぶのに適切な問題にしてほしいな。
【3】続けて問題あり!だ。問題自体はさして難しくない。しかし、これがカレンダーてあることが誤解を生む。最後のただし書きの意味が非常に重い。空欄はゼロであり、前月や次月の日にちの数で計算するのではない。自分なんて、そもそも想定にすら入れなかった。なので、1通りの答えしか書けず、撃沈。^_^;
【4】中受の勉強してなくても解ける。
【5】【6】中受の勉強していれば簡単。
【7】中受の勉強していれば、典型的な面積比の問題。
【8】【9】面倒だが、頭に立体を思い描ければできる。でも受験という緊張状態だとかなりプレッシャーではないか。
【10】同種の問題が、25年度の14番に出ていたのでできた。初見だと戸惑う。やはり特に筑附は傾向がはっきりしているから過去問研究は大事だ。敵を知ることだよね。
【11】これも問題あり!だ。ノートにも書いたが、ただし書きの意味を取り間違いやすい。自分は例の3番めと同じだから答えにはならないと思い、あとの2つを除外して考えてしまい、正解できなかった。
が、これ、どうなんだ?
(超超誤解しやすいと思うんだが。)
「ただし、4個の図形に分けられた正方形を回したり裏返したりして同じになるものは、すべて同じにみなすことにします。」→ここでいう正方形というのは、大きな正方形を指している。そこを正確に読み取らないと正解できない。
【12】自分にとって盲点の問題。良問。距離が一定であれば、時間と速度の比は逆比になる。無論、そんなことは百も承知の自分だったが、解けなかった。自信喪失とまだまだ自分は至らないと、謙虚になれた1問。
【13】じっくり考えれば簡単。
《総評》
21年度の問題は、やたら「問題あり!」と思う問題が多かった、という印象。特に「ただし書き」の意味がとても重要。勉強になりました。m(_ _)m