中受ブログ/塾は模試だけで合格させる!プロジェクト

中受に塾は本当に必要なのか?あえて定説に逆らい、塾は模試だけを活用するためのブログ/わが娘の小学校進学を機に、6年後は筑波大附属中学に通わせると固く決意。まずは父自ら入試問題を研究。どうなることやら。 ^^;

中受・国語/H26 筑附入試問題を解析!!

筑附の国語の入試問題を解くのも、やっと3年分になった。時間を見つけての作業だが、国語の場合、問題をコピーさえしておけば、電車やバスの中でもできるので、正直、算数に比べたら、格段に楽。とりあげられている文も面白いので有難い。

【一】《放送問題》

※谷本直哉『スポーツ科学の教科書ー強くなる・うまくなる近道』をもとに作成

図1:運動時間と血液1ℓあたりのリンパ球数との関係を示す棒グラフ

図2:運動量と強度と風邪のひきやすさの相関関係を示すグラフ(双曲線のよう)

 

【二】《物語文》 出典:小川 糸『リボン』

※小学生の「私」(ひばり)と同居の祖母「すみれちゃん」との愉快気なやりとり

(1)一日じゅう  

(2)ア    (3)エ   (4)エ    (5)ア 

(6)三つの卵をふ化させる  

(7)ア   正解はイ

※主人公ひばりと祖母のすみれちゃんの関係性を選ぶ問題。私の選んだアは、「すみれちゃんが心が澄んでいて純粋な人」まではいいが、後半の「同級生どうしのように和気あいあいと語り合っている」という部分が不適切らしい。しかし、文章中、「すみれちゃん」はおばあちゃんなのにむしろ小学生のひばりに対してとぼけた感じで敬語をつかっており、逆に私(ひばり)は、タメ語をつかって率直に話している。そんなところから自分は判断した。イは、「すみれちゃん」が独特の世界をもっている人なので、その不思議な雰囲気にひきつけられるとあるが、私は「すみれちゃん」のもっている子供らしい純粋さ、それがもたらす人間的魅力が、私(ひばり)をひきつけているのであり、独特の世界とか不思議な雰囲気とまでは文章中に表現されていないので、それこそそこまでは書いておらず不適切であると思う。う~ん。

(8)ウ 

(9)A 均等   B 細心   ※漢字は毎年本当に易しい。

 

今回も読みやすく、とても面白い題材でした。「すみれちゃん」は黒柳徹子みたいな頭をしていて、その頭の中で卵をかえらせようとしている・・・(笑)

 

【三】《説明的文章》

出典:鈴木光太郎『ヒトの心はどう進化したのかー狩猟採集生活が生んだもの』

※火の発見がどうヒトを進化させたかを、主に『調理』の面からスポットライトをあてて述べている。これもまた面白い文章だった。

(1)接続詞選択の問題 1.カ  2.イ   ※とても簡単

(2)この文章における『錬金術』という言葉の意味を問う問題。

   ア   正解は、エ。

アイエで迷う。ただ、文書中に火の使用による様々な変化があげられているので、「予想外の変化をとげて・・・」とある「エ」が適切だということ。これは納得した。

(3)文章の構成を問う問題  ウ

(4)Ⅰ 焼く    Ⅱ あぶる

(5)ア

(6)火による調理によって何が可能になったかを3つ選ぶ問題。

   アイオ  正解は、アウオ。

自分が選択したイは「前段階」であって、直接的な原因でないとのこと。どこまでが直接的なのか微妙ではないかと思ったが、一方のウは、バッチリ文章中に書かれているので、これは自分が不注意だった。 

(7)火を使えるようになったことでもたらされた「変化」をすべて選択する問題。「すべて」と言ってももちろん「この文章」という前提はある。

   ア    正解は、アウエ

これについては納得する部分もあるが、「え~」というくらいのカルチャーショック

アは問題ないので、ウとエについて言いたい。

ウ・・・文章中にある「すべて」を選ぶにしても、まさか最後の「注」で書かれていることまで含めるとはよもや思わなかった。だって、「注」は筆者が書いたものなのかどうかわからないわけだし(実際この文章の場合、筆者でなく問題作成者が書いたように見える)、「注」がついている言葉だけでは特定できず、最後の「注」を読むことによって正解だと確信するというレベルでは正しいとは思えない。しかし、テストで点を取る技術としては、「読解とは筆者の言いたいことを読解することではなく、問題作成者の意図を読み取ることである」という鉄則を改めて思い知らされた・・・良問なのかもしれない。つまり、「注」までつけて、この選択肢を選ばせたかった作成者の意図を汲むべきだったわけだ。ちなみに、「注」のついた言葉を読むことによって、そのことが、当該文章以前に(問題文の中には書かれていないが)、取り上げられていただろうことを推測しなければならない。

エ・・・これについてはよく読むと確かに、その言葉があるというだけだが、ちょっぴり触れている。しかし、この文章の主題からはずれている。「すべて」とあるから、主題からずれていようが関係なく、選ぶべきだったらしい。

 

文章は簡単だが、【三】の(7)はカルト的な難しさだ。